早稲田大学建築学科 設計演習 B/C
教授 入江 正之
講師 山口 英城 博多 努 間下 奈津子
TA 金谷 泰志 坂本 拓也
ジャングルの中で遭遇した様式的な列柱を台座として持つ人工構築物が、ジャングルのうっそうとした情景と対比的に描かれている。列柱も起源をさかのぼれば、樹木の抽象的な表現に端を発していることを考えると、人工の柱に対して、植物がつぎ木されて、さらにのびている。また、植物に列柱がつがれて、生えてきているようにも見えてくる不思議な表現にも見えてくる。(博多)
遠景近景の描き分け方やバランスには、特有のセンスを感じる作品。ただ、埋もれる風景の中に自分が入っていけていないところにこの作品の弱さがあるように思われる。ボケの要素を含めて、どこに焦点が合っているかなど、もう一つ工夫が欲しい。(博多)